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朝鮮民主主義人民共和国の核実験にかかる緊急アピール2017.10.06

朝鮮民主主義人民共和国の核実験にかかる緊急アピール

 この度、朝鮮民主主義人民共和国が2017年9月3日に行った核実験に対し、被爆地ヒロシマの安芸門徒は、強く抗議するとともに、朝鮮民主主義人民共和国はじめ、世界各国における核実験・核開発の即時廃止と核兵器廃絶を切に求めます。

 核兵器が及ぼす身心の苦しみが想像を絶する苦しみであることを、これまで「ヒバクシャ」の方々が語り継いできました。世界で初めて原爆被爆地となったヒロシマにとって、その願いは「ノーモア・ヒロシマ」であり、人々の平和と世界中の国々の核兵器廃絶であります。

 この度の核実験により世界中を威嚇し、恐怖を与える行為は、これまで核を「持つ国」によってなされていた威嚇と恐怖に他ならないことであり、「持たざる国」による愚かな連鎖であります。

 私たち安芸門徒は、世界は度重なる核実験に対して、関係各国との緊張拡大を深く憂慮するとともに、「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道、他を生かす道こそ己の生かされる道」と仏法に聞き、悲しみの歴史、事実の学びが戦争の抑止力となることを訴えます。

 いのちの尊厳を根底から覆し、人類自滅、地球破滅への歩みを進める核実験および核開発の即時廃止と核兵器廃絶を、ここに重ねて求めます。

合掌

 2017(平成29)年10月5日

 

「御同朋の社会をめざす運動」安芸教区委員会

 

委員長       今津芳文

平和・環境部会 部長 故選義法

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