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朝鮮民主主義人民共和国の水爆実験に係る緊急アピール2016.01.08

    この度、朝鮮民主主義人民共和国が2016年1月6日に行った水爆実験に対し、被爆地ヒロシマの『安芸門徒』、『「御同朋の社会をめざす運動」安芸教区委員会』(以下、『安芸教区委員会』)として強く抗議するとともに、朝鮮民主主義人民共和国はじめ、世界各国における核実験・核開発の即時廃止と核兵器廃絶を切に求めます。
    
   核兵器のもたらすものは、自国の平和でも安全でもなく、人類のみならず地球そのものの存亡にかかる危機にほかなりません。
   人類史上初の原爆被爆地ヒロシマの願いは「ノーモア・ヒロシマ」であり、すべての人が平和に暮らせる世界の実現です。そのことは、私たち『安芸門徒』が自身の被爆、あるいは多くの家族や法友を原爆で失ったその苦しみと悲しみから、いのちの叫びとして希求し続けている願いでもあります。
   過去の戦争の事実から学び、「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道、他を生かす道こそ己の生かされる道」と仏法に聞き、世界の平和を願い、核兵器廃絶を訴え続けてきた私たちは、今回の水爆実験に深い憤りを覚え、この水爆実験に起因する関係各国との緊張拡大を深く憂慮します。

    これまでも朝鮮民主主義人民共和国による核実験に対し、国際連合において同国に対する非難決議が繰り返しなされてきました。しかしながら、世界の既核兵器保有各国においても、自ら核兵器を保有しながら他国の核開発を非難することが、いかに愚かで意味を持たないかということも自明の理であります。
    したがって、私たちの活動組織である『安芸教区委員会』として、今回水爆実験を強行した朝鮮民主主義人民共和国をはじめ、世界の核兵器保有および核開発を進める動きに対し緊急アピールいたします。
     いのちの尊厳を根底から覆し、人類自滅、地球破滅への歩みを進める核実験および核開発の即時廃止と核兵器廃絶を、ここに重ねて求めます。

合掌

2016(平成28)年1月8日

「御同朋の社会をめざす運動」安芸教区委員会

委員長   加藤一英 

平和・環境部会 部長   志摩寛仁

 

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